見学には来るのに、応募に進まないとき

見学の受け入れは増えた。学生の反応も悪くない。
それなのに、応募に進むのはごくわずか。そういうことがあります。
決めないことが、いちばん楽だからです
学生の立場で考えてみます。
応募すれば、面接があり、他店を断る必要が出てきます。応募しなければ、何も起きません。いま決めないという選択が、いつでも手元にあります。
人は、決めることに負担を感じます。選択肢が多いほど、情報が足りないほど、その場で決めずに持ち帰ります。そして持ち帰ったものは、そのまま薄れていきます。
だから「考えておいてください」で終わると、ほとんどの場合、何も起きません。
見学の最後に、何を渡すか
見学そのものの中身は美容学生のサロン見学、当日は何を見せるかにまとめました。ここでは、帰り際の話です。
帰すときに、次のどれかを渡せているでしょうか。
- 次に会う日の候補
- 応募までに何をすればよいか(何を出す、いつまでに)
- 分からないことを聞ける相手の名前
この3つが無いまま帰ると、学生の側に次の一手がありません。 あとは本人の意欲だけが頼りになります。
次を小さくする
「応募しますか」は、学生にとって大きな一歩です。
その手前に、小さな段を置くほうが進みやすいように思います。
| 大きい | 小さい |
|---|---|
| 応募しますか | もう一度、別の店舗を見てみませんか |
| 面接に来ませんか | 働いている先輩と15分だけ話しませんか |
| いつまでに決めてください | 次に連絡していい時期だけ教えてください |
小さい段を1つ上がった人は、次も上がりやすくなります。一度動いた人は、動き続けやすいということです。
見学のあと、こちらから連絡する
学生が動かないなら、こちらから動くしかありません。
1年生の秋から2年生の春は、何社も見ている時期です。見学から時間が空くほど、記憶は薄れます。翌日のうちに一度、短い連絡を入れるだけでも違います。
長い文章は要りません。来てくれたお礼と、次の予定の候補だけで足ります。
卒業年度ごとの連絡の分け方は1年生と2年生が同時に動く秋にまとめています。
進まない理由を、聞いてしまう
見学には来たが応募がない学生に、理由を聞けているでしょうか。
聞きにくいように感じますが、答えが返ってくると、直せることが分かります。「家から遠い」なら入口の出し方を変える。「技術を覚えられるか不安」なら、次の見学でそこを見せる。
聞かないままだと、何を直せばよいか分からないまま次の募集に進むことになります。
まとめ
- 決めないことが、学生にとっていちばん楽
- 帰すときに、次の一手を渡す
- 応募の手前に、小さな段を置く
- 翌日に短い連絡を入れる
- 進まなかった理由を聞く
見学の数を増やす前に、来た人をどう帰しているかを見直すほうが、効くことがあります。
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