採用が店長ひとりに乗っていて、他の人が動けないとき

「あの学生、どうなってる?」と聞いても、店長しか答えられない。
店長が休みの日に来た応募は、翌日まで止まる。そういう状態になっていないでしょうか。
止まるのは、記録が無いからではありません
多くのサロンで、記録自体はあります。媒体の管理画面、LINEのトーク、手帳。
問題は、それがどこにあるか、他の人が知らないことです。
- どの学生と、どこまで話が進んでいるか
- 次にいつ連絡する約束になっているか
- 前回、何を気にしていたか
このあたりが1人の頭の中にあると、その人が動けない日は全部止まります。採用は、止まった日数がそのまま結果に出ます。
誰が代わっても分かる形にする
引き継げる形に移すのは、思うより小さい作業です。必要なのは3つだけです。
- いまどの段階にいるか(応募/見学予約/見学済/面接/内定)
- 次にすることと、その日付
- 前回のやり取りの中身
段階の分け方は美容室の採用管理表の作り方にまとめました。項目を増やしすぎると続かないので、最初はこの3つで十分だと思います。
やり取りの中身は、要約しなくて構いません。そのまま残っているのがいちばん早いです。あとから読む人が、自分で判断できます。
連絡先を1か所にする
もうひとつの詰まりは、連絡が人に紐づいていることです。
店長の個人LINE、店長のスマホの電話帳、店長のDM。ここに入った連絡は、他の人には見えません。 引き継ぐときも渡せません。
入口の束ね方は美容師の採用、入口を増やしたあとに起きることに書きました。どの入口から来ても、最後は同じ場所に集まる形にしておくと、人が代わっても続きます。
2人目を、先に決めておく
「余裕ができたら教える」では、いつまでも1人のままです。
いま決められるのは、2人目が何をするかです。全部を覚える必要はありません。
| 任せること | 必要なもの |
|---|---|
| 応募が来たときの最初の返事 | 文面のひな形 |
| 見学の日程調整 | 空いている枠の一覧 |
| 見学当日の案内 | 当日の流れのメモ |
最初の返事だけでも代われると、店長の休みの日に止まらなくなります。 応募への返事が遅れると何が起きるかは、採用管理表の記事に書いたとおりです。
辞めるときに持っていかれるもの
採用の担当者が辞めるときに、いちばん困るのは名簿ではありません。
途中まで進んでいた話です。来月もう一度連絡する約束だった学生。見学を検討していた人。これが残っていないと、ゼロからやり直しになります。
記録を残す理由は、効率のためだけではないように思います。
まとめ
- 記録はあっても、場所が共有されていないと止まる
- 段階・次にすること・前回のやり取りの3つで足りる
- やり取りは要約せず、そのまま残す
- 連絡先を個人に紐づけない
- 2人目が何をするかを、先に決める
1日止まることが何回あったかを数えてみると、思ったより多いかもしれません。
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