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採用した人を、誰がどう育てるか決まっていないとき

 株式会社セイファート

入社後30日を週ごとに区切った図
入社後30日を週ごとに区切った図

採用が決まると、ひと安心します。

けれど入社日が近づいて「誰が見る?」という話になり、結局その日に手が空いていた人が見ることになる。そういうことがないでしょうか。

続くかどうかは、最初の1か月で決まりやすい

入社してすぐの時期は、本人が「ここでやっていけるか」を判断している期間でもあります。

このとき判断の材料になるのは、技術でも給与でもないことが多いようです。

  • 名前を覚えてもらえたか
  • 分からないことを、誰に聞けばいいか分かるか
  • 今日やることが、朝のうちに分かるか

どれも大きな話ではありません。けれどここが曖昧だと、毎日少しずつ消耗します。

誰が見るかを、入社前に決める

「みんなで見る」は、実際には誰も見ていない状態になりがちです。

決めるのは1人で構いません。その人が全部教えるという意味ではなく、困ったときに最初に聞く相手を決めるということです。

決めたら、本人にも周りにも伝えておきます。伝えていないと、新しく入った人は毎回「誰に聞けばいいか」から考えることになります。

最初の30日を、週で区切る

細かい計画は要りません。週ごとに「何ができていればよいか」だけ決めておきます。

決めておくこと
1週目 店の1日の流れ、道具の場所、スタッフの名前
2週目 任せる作業を1つ。できたら増やす
3週目 分からなかったことを聞く時間を1回
4週目 次の1か月で何を目指すかを一緒に決める

3週目の「聞く時間」を、必ず入れてください。 入ったばかりの人は、自分から時間をもらいにくいものです。こちらから枠を作らないと、疑問は溜まったまま残ります。

やってはいけない任せ方

いくつか、避けたほうがよさそうなものがあります。

  • 見て覚えてもらう、だけにする … 何を見ればよいかが分かりません
  • 忙しい日に初日を設定する … 誰も説明できません
  • 教える人を毎日変える … 言われることが変わって混乱します
  • 入社前の連絡を止める … 詳しくは内定を出したのに、返事をもらえないときに書きました

中途は、別の難しさがあります

経験者は、すぐ戦力として扱われがちです。

けれど前の店とやり方が違えば、最初はできないことがあります。できて当然という前提で任せると、聞けないまま進むことになります。

中途の受け入れについては採用した美容師が3か月で辞めるにまとめました。

求人票に書いたことと、合っているか

入社前に伝えたことと、実際が違うと差が生まれます。これは採用できたのに、すぐ辞めてしまうときに書いたとおりです。

「教育体制が充実」と書いたなら、誰が・いつ・何をするのかが決まっている必要があります。 書いた側が決めていないと、入った側は「話が違う」と感じます。

まとめ

  • 続くかどうかは、最初の1か月で決まりやすい
  • 最初に聞く相手を1人決めて、本人にも周りにも伝える
  • 30日を週で区切り、何ができていればよいかだけ決める
  • 3週目に、聞く時間を必ず作る
  • 求人票に書いたことと、実際を合わせる

採用にかけた費用は美容室の採用にかかるお金のとおりですが、辞められると、そのすべてがやり直しになります。

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